まほうとまほう

※収納ケース付き

そう言って、プレートと同じ形の定規を取り出し、
ネコプレートに重ねて長さを測ってみます。

「変わった定規でしょう？ これはさっかく定規
といって、目の錯覚を測る専用の定規なのです。
さて、このネコはどのくらいの長さでしょうか？」

そして、あなたは２枚のネコプレートを
指でこすって左右に引き伸ばす仕草をします。

「こうすると、伸びたように見えるんですよ。
・・・どうですか？少し長くなったでしょ？」

「・・・・・・・うーん・・・どうだろ？」

「・・・測ってみましょう。」

「今度は短くしてみましょう。よく見ていて下さい。
実際に縮んでいく瞬間が見えますよ。」

そう言って、あなたはネコプレートを１枚
手に取り、スーっと動かします。

「あ！？　短くなっていく！？」

不思議な事に、ネコのプレートは
目の前で見る見る縮んでいく
ではありませんか・・・！

これを初めて見た時は本当に感動しました。 非常に面白い大傑作マジックです。

目の錯覚を利用した、この現象。
心理学の世界でも有名なこのトリックを見事にアレンジし、ここまで面白いマジックに仕上げた考案者には脱帽です。

この錯覚のトリックをよく知っている人でも不思議に見える素晴らしいアイディアです。
実際、私も昔からこの錯覚トリックは知っていましたが、それでも不思議で不思議でなりませんでした。

皆様も是非、ご自分の目でお確かめ下さい。
説明書の通り、自分でやってみるだけでも、この不思議な目の錯覚を体験できます。
（やりながら自分でも、なぜそうなるのか不思議に思えます。 説明書を見て、トリックを知っていても・・・です。）

このマジック、元々はメーカーのキャンペーン用のおまけマジックだったようですが、その評判の良さからメイン販売商品に格上げになった・・・という経緯も、うなずけます。

これを実際に演じた人で、「買って損した。」と思う人は、ほとんどいないのではないか・・・と私は思います。（もちろん個人的な感想ですが。）

物品自体は簡素な物なので価格も非常に安いのですが、たとえ、このマジックが３倍のお値段であったとしても、やはり実際に演じてみると、その面白さ、相手の反応などで十分な満足感があり、「価値あるマジック」である事が実感できます。

「マジック道具は面白さ、現象こそがその価値である。」
・・・という事を立証しているかのような商品だと思います。
（逆に数倍の価格の商品でも、このマジックより、つまらないものは山のようにあります。）

一度手にすると、早く誰かに演じてみたくて、仕方がなくなる・・・そんな、ワクワクするマジックですね。

マジックコレクターならば、もちろんの事、軽くマジックが好き。という方も、廃盤になる前に、これは是非とも手に入れておいて下さい。 おすすめです！